
日中学院は、1951年に創立した「日本の中国語教育発祥の地」といえる学校です。
1981年に専修学校専門課程の認可を受け、これまでに日中関係各分野で活躍する多くの人材を輩出してきました。現在は財団法人日中友好会館の一部門として、100を超える講座をもち、中国語と日本語の専門教育を行っています。

中国は広いので、各地方にさまざまな方言があります。北京語(北方言)、上海語(呉方言)、広東語(粤方言)福建語(?方言)等大きく八つに分けられます。広義で中国語とはこれらの方言全てを指します。しかし、それぞれが全く発音の違う言語でお互いは通じません。そこで共通語の普及が必要になりました。中国の共通語は“普通話”と呼ばれ、北京語音を標準音、北方語を基礎語彙とし、典型的な口語文を文法の手本としています。したがって、“普通話”と北京語は似ているようですが、“普通話”は共通語、北京語はあくまで方言の一つで全くの別概念です。現在、一般に中国語とはこの“普通話”のことを言います。『中国語会話』とは“普通話”の会話を、『中国語文法』は“普通話”の文法を指しています。各地それぞれなまりは介入しますが、この普通話を話せば、中国全国どこでも通じます。また、中国語(“普通話”)では漢字を簡略化した簡体字が使われています。

中国語は、基本的に1つの音節で1つの意味を表します。音節は母音、子音、声調から成り、これらをローマ字表記したものが、ピンイン「pin音字母」(発音表記)です。“普通話”のピンインは“putonghua”と表し、p、t、hが子音、u、ong、uaが母音、v、-、ヽが声調記号になります。本学院では、中国語の入門段階では特にこのピンインを使った発音指導に重点を置いています。是非一度中国語無料公開講座や聴講で体験してみて下さい。
日中学院編集『学漢語』シリーズ
『学漢語』は日中学院中国語別科の基礎教材です。本学院の五十年余りの中国語教育という土壌から芽を出し、成長しつつある一本の樹です。シリーズは『学漢語1』〜『学漢語6』まであり、現在『学漢語』(1、2の合冊本)が白帝社より出版されています。
『学漢語』は、日本人学習者を対象に、異文化コミュニケーションを重視し、実用性、利便性を考慮した「機能+構造(文法)+文化」を軸にしたテキストです。
語学の基本は“聴、説、読、写”(聞く、話す、読む、書く)と言われていますが、“思”(考える)も重要な要素です。中国語を学ぶ際、それまで習得した中国語をもとに、自分が表現したいことを考えるようにすると、思考回路が中国語モードになり、自分の考えがダイレクトに中国語と結び付く習慣が形成され、話しやすくなるのです。『学漢語』シリーズは、このような中国語での思考回路の形成にも役立つテキストになっています。
『学漢語』は発音編と本編からできています。
発音編は中国語の発音に馴染みやすいよう、母音、子音の個別習得だけでなく、その組み合わせを重視し、ピンインによる二音節や文単位での練習が豊富に盛り込まれています。本編は、中国語を漢字を見て理解するのではなく、中国語の音を発し聞いて理解できるよう、ピンインを中心とした表記になっています。これは日中学院が一貫して重要視してきた「発音重視」という観点からです。単語、本文、短文、ロールプレイ、ポイント(文法解説)、練習から構成されています。
『学漢語3』〜『学漢語6』では、さらに本格的に中国語の基本文型を体系的に習得していきます。実際に使用した学生から、仕事や旅行で役に立った、使えたと喜びの声が聞かれています。
みなさん、日中学院の『学漢語』シリーズで中国語を始めましょう!
→ 「学漢語」を聞いてみよう