松丸耕二別科昼間 週2中級在籍
松丸耕二 同学

中国で工場を立ち上げた時、お世話になった中国の人に直接中国語でお礼を言いたい、シルクロードを旅してみたいと思い中国語を始めた。友人の紹介で特別講座に参加しそれが面白く、また、発音を重視した学習をしていることで日中学院を選んだ。
70歳を超え何気なく始めた中国語だが、漢字という先人の遺産の恩恵を受ける有難みを覚えて気負わず新たな角度から学び直せている。しかし、日本語の中で中国語を学習するため放っておけば後退する。1日たりともウォークマンを離せない。山登りと同じで上ばかり見ているとばててしまう。足元を見て一歩一歩「いつかは解る時が来る」ことを信じて歩んでいる。振り返ると僅か半年で随分高い所まで来ていることに自分でもびっくり、人生に遅すぎることはないと実感している。更上一层楼!



山崎木絵別科昼間 土曜ステップアップ在籍
山崎木絵 同学

中国語は、子供の頃から中国の人と接する機会があり興味もあり、現在の仕事にも役立つと思い始めました。今まで何校かの学校で中国語を学んできましたが、日中学院の講師のレベルが高かったので決めました。
日中学院のいい所は体系的に語学を学ぶとともに実践力も身につけられるところです。実際に中国へ行った際、向こうの人と中国語で交流できたことは何よりもうれしかったです。
また視野も広がりました。この学院では老若男女、様々な経歴職種の人たちが学んでいます。その人たちと交流できることも醍醐味だと思います。
語学は継続することが大切です。これは私の経験ですが、やはり日本で勉強しているとブランクが空けば、すぐ後退してしまいます。中級に入るとなかなか成長が感じ辛くなりますが、そこを乗り越えると運用力や自信がつきます。ですからぜひ、始めたら続けてほしいです。たくさんの人と交流できる楽しみと喜びを感じていただければと思います。



片桐拓人別科夜間 聴解ステップアップ在籍 
片桐拓人 同学

個人旅行で初めて中国に行き、新旧織り交じる中国の風景と、人々の溢れんばかりの逞しさ、活力に触れ、「この面白い国に絶対にまた来よう。ならば言葉ができないのはもったいない!」と思い立ち、とかく怠けがち?な自分でも仕事をしながら継続してしっかり学べる環境をと考え、学校としての長い歴史、日中友好会館の関連組織であること、交通の便の良さなどの観点から帰国翌日に門を叩いたのが日中学院でした。以来、学生時代に戻ったような教室で、厳しく、そして優しい先生たちにビシビシ鍛えていただき、授業の間隔が短いため忘れるヒマが無かったこと、クラスが進むごとに友達が増えたこともあり、目論見通り(以上?)に継続して学習することができています。今では教材音源を繰り返し聴くことが毎日の通勤時間の欠かせぬ習慣です。
身振り手振りでしかコミュニケーションの取れなかった自分が、中国訪問を重ねる中で、現地の人に発音のきれいさに驚かれ、パスポートを見せるまで日本人であることを信じてもらえない、そんな場面に遭遇することが増えるたびに日中学院で積み上げてきた実力を実感しています。
全校で行う朗読大会や文化祭、中国人留学生との交流会など、授業以外の行事もあり、気付けば通い始めて6年目に突入!授業料が半額になる永年割引を利用して受講クラスを一つ増やし、次回の旅に思いを馳せつつ、さらなるレベルアップにチャレンジしています。



髙橋明花本科1年在籍 
髙橋明花 同学

私は商業系の高校を卒業後、すぐに日中学院に入学しました。入学したてのころ、私は初心者なので中国語を話せるようになれるのかが、とても不安でした。ですが、周りも殆どが初めて習う人で少人数なのもあり、先生方が出来るまで一人一人にしっかり指導してくれました。中国語の発音は独特で、日本人にはとても出しにくいような音もありますが、出しやすいように的確にアドバイスをしてくれます。また、習った中国語を実践する場が多く、日々上達しているのを感じます。
語学の学校なので、やはり単語などの暗記はとても大変です。ですが、自習の時間が取りやすくて毎日少なくとも一時間は単語を覚えるようにしていると、ちゃんと覚えられます。特に会話の授業で覚える会話文は実際に頻繁に使う文が多く、とても役に立ちます。
また、日中学院は言語だけではなく、先生方の中国・日本に関する豆知識や中国史の知識なども豊富でとても面白い授業です。言語から文化や考え方の違いが見えてきたりして、様々なことを知ることができます。少しでも中国語、中国に興味がある方は、ぜひ一度聴講や無料講座に参加してみてください。きっと、貴方の知らない中国について知ることができます。一緒に勉強しましょう!



森田麻友美本科2年在籍
森田麻友美 同学

ただただ中国が好き、ということを原動力に中国語を学習してきたが、これまで一度も中国には行ったことがなかった。本科二年生の課程では夏に中国人民大学への短期留学プログラムがある。私にとってはこれが初めての中国への渡航となる。「百聞は一見に如かず」という言葉があるとおり、行って見て聞いて食べて楽しんで、という機会に恵まれた以上思う存分中国という国を肌で感じようと臨んだ短期留学だった。
留学中、中国語のシャワーをひたすらに浴びて芽生えた一番の感情は「悔しさ」だった。自分の言いたいことが言えない、相手の話が聞き取れない。スーパーに行っても目当ての商品の売り場にさえたどり着けずないこともしばしば。値引き交渉を挑んでみても結局元値で買う羽目になる事も。当たり前だが全ての原因は自分の力不足。中国に行って何を学んだかといえば、自分のレベルである。
しかし、悔しさだけが中国での収穫ではない。わたしにとって悔しい気持ちはバネのようなものとなり、次こそは、今度こそは、と中国語学習への新たな意欲となった。そして幾度もの失敗や赤っ恥を乗り越えた達成感は本当に得難いものだった。短期留学は座学だけではなく、人とのコミュニケーションのなかでも自分の中国語力の穴に気付き、それを埋めることができた貴重な体験だった。



中西 真本科研究科在籍
中西 真 同学

中国文学の翻訳家になるとの夢を胸に会社を辞めて日中学院に入りました。今まで本科で「受動的に教えてもらっていた」ことを、「積極的に応用して使っていきたい」と思い研究科に行きました。初めて研究科の授業に出て驚いたことは、ほとんど日本語を聞くことがない、という事でした。これは日本に居ながら中国語を学ぶ者にとって大変得難い貴重な事です。おかげで、嫌でも日々の思考が中国語化していきました。
そして次に驚いたのが未知の単語の量です。今まで勉強してきて何となく中国語が分かったような気になっていた自分が恥ずかしく思いました。例えて言うならば、今までプールの中でバシャバシャしていたのが、大海原に放り投げられた感じです。毎日毎日覚えても憶えても知らない単語に出くわします。今度習近平さんにあったら単語を半分にしてもらうようお願いしようと思ったほどでした。しかし、この事も実は中国語学習の面白さの一面でもあったのです。
最近では「こうこなくちゃ!これでこそ一生かけて取り組む相手に不足はない!」と思えるようになりました。まだまだ仕事に通用するレベルではないかもしれませんが、自力でレベルアップする方法を研究科で学んだ気がいたします。この「研究力」によって自分の夢をさらに膨らませることが出来ました。一日も早く日中学院研究科卒業生の名に恥じない本物の翻訳家になって、ここの先生に報告できるよう頑張ります。