留学報告

本科2年を卒業すると、天津外国語大学との「2+2」方式の提携により、天津外国語大学3年次に編入ができ、2年間で大学卒業・学士が取得できます。昨年9月より編入した学生の留学報告です

 天津外国語大学は天津の都市部中心地に位置し、周りには以前戦争があった頃欧米列強に占領された事が分かる租界があり、西洋風の建築が並んでいます。各地から観光客が頻繁に訪れているようで、中国の美容室で散髪した直後はよく道を聞かれます。おそらく周りの建造物はイギリスのだと思うので中国にいながら西洋にいるような感じを味わえます。馬が街中を走っており、シャレオツでインスタ映えすると思います。間違いなくバズるでしょう。
 自分は学期開始時の一週間ほど前に到着し、ロビーで手続きを済ませ学期開始時の一週間ほど前に到着し、ロビーで手続きを済ませ入寮しました。ルームメイトは韓国人で、すぐ意気投合して仲良くなり、入寮して間もなく友達ができました。
 宿舎一階にはカフェスペーがあり、生徒はそこで勉強したり、異国の人と交流をします。你好,你是哪国人~?といった挨拶から入り、そこで比較的多くの人と知り合うことができます。 寮には中国人の学生は基本的にいませんが、欧米、中東アジア各地から来ていて、中国語が流暢な人がたくさんいるので、語学上達にはもってこいです。韓国人の割合が多いので、好奇心のある方はここに留学に来られるなら二刀流でハングルもやったらいいかとも思ます。中国人と知り合いたいと言う方も、毎学期に数回日中交流会あるので心配ご無用です。

天津外語

 授業に関しては、主に留学生が受ける国际交流学院の授業と本科生用の授業があります。僕は本科生なので、中国人の学生と一緒に授業を受ける本科生の授業がメインになりますが、講義も中国人の普段スピードで喋るなか最初は聞き取るのが難しいと感じました。とはいえ中国語を毎日聞く環境にあるので慣れるのも早いです。半年たった今はだいぶ聞き取れなかった部分が聞ここえるようになりました。ちなみに、留学生の試験は比較的聞き取ることが困難というのも考慮して、中国人学生より少し易くなっている場合が多いです。授業科目は语言概括、语言概括、现代汉语、古汉字史、汉字学などと言ったものがあり、中国語そのもを中心に学び、結構日本に関する事も講義に出てきます。
 授業を通して思ったことは、中国人の学生は基本的にタフで堂々としていて、自分の意見をハッキリ言うところです。押してもビクともしなさそう感じでた。先生との距離感も日本と比べて近いように感じます。暇な時に今から家行ってもいいですか~と電話したら普通にいいよ~って言ってくれそうな感じです。一方で国际交流学院の授業は听力、口语、精读、阅读の4つの授業があり、そこは留学生しかいなのでグローバルな空間で中国語を学ぶことになります。精读は主に単語、文法を学びながら文章を読み進めていくノーマルな感じのももで、こちらの授業が一番単位数が多く、この授業をとる方が多いように思えます。口语はやはり会話が中心となり、Powerpointを使って自国の文化を紹介することが比較的多いので、ノートパソコンは持っていたほうが絶対にいいです。阅读は鲁迅など中国文学の代表的ものを含め、村上春樹や川端康成の文章など日本作家のものを読んだりします。(僕はこの頃准高级のクラスに属していまた。)听力の授業は午後にあることが多いのですが、自分は昼食べ終わった後中国語を聞くと眠くなるのでワンクッショ昼寝入れて行っていました 。
 主観ですが、日本人の視点に標準をおいているとあまり積極的になれないと思います。というのも中国での授業は積極的な発言が飛び交うことが奨励されているように見受けられるからです。(日本でもそうなんしょけど。)また、授業にて感じた事は他国、欧米の方は会話上手いですが声調合ってな他国、欧米の方は会話上手いですが声調合ってない時が多々あります、自分は発音に関しては注意されたことがほとんどないので日中学院でご指導いただいてよかったと思いました。
 天津外大には定期的に留学生で集い、天津市内観光、万里の長城などへ行くイベントがありますので、これからこちらに留学に来て仲間の輪を広げたい人は参加することをお勧めします。
 留学にはやっぱり語学学習や異文化を味わう事だけではなく、外の世界から自国を見つめ直す機会を与えてくれることがあります。自分は留学してより日本人としての意識を持つようになりました。クローズアップ現代してグローバル意識を養うことも良いことだと思いますが、自分の国が好きな人は見ていて素敵だなと思いました。ちなみに、僕のルームメイトは国へ帰る時に必ず回锅肉を食べるんですよ。まだ寒さが若干残っていますので、体調にはお気をつけてください。