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 2月6日(土)陳淑梅先生をお招きして講演会が開催されました。お話が始まるや、聴衆は先生の優しく柔らかな雰囲気に包み込まれました。
 日本語の「ご機嫌いかがですか?」という言葉の美しさに惹かれ日本語の学習を始めたという陳先生。来日してもう30年になり、最近は中国人から「中国語がじょうずだ」と褒められるようになったと話し、会場の笑いを誘っていました。
 中国人から、あるいは日本人から見たそれぞれのいいところ、不思議なところなどを話題に「異文化とは」、「異文化交流とは」と話が進みます。「異文化を楽しむとは、言葉によって相手を知り、相手に興味を持つこと。正誤優劣で見ずに、柔軟な気持ちでそれぞれが違うことを楽しむこと。『どうして』と思ったら“为什么?”と聞いてみましょう」と話を締めくくられました。 
 また、中国語の学習方法については、「繰り返し同じ音声を聞くこともいいでしょう。語学はスポーツです」など、語学に近道はないことも。それでも楽しみながら続けることがなによりなのだと、会場の学生と楽しそうにやりとりをする先生を見ながらそう思いました。
 4月からはラジオで≪ゼロから学ぶ!“おもてなし”中国語≫を担当される陳先生。これからの更なる活躍が楽しみです。

陳先生講演会
陳先生講演会
陳先生講演会