中国語本科で餃子会を行いました

餃子会

学院報インタビュー61 達宮将瑛 同学 Dágōng Jiāngyīng

達宮さん

将来の仕事のために中国語を

 中国語を学ぼうと思ったのは、大きく2つ理由があります。1つ目は、社会的な需要があると感じたからです。中国は、特にものづくりの分野において、世界中の企業にとって重要なパートナーです。そのため、社会人になったときに中国語が話せることは、多くの会社にとって価値があり、他の人にはない自分の優位性になると考えました。
 2つ目は、中国そのものに興味を持ったからです。
高校生の頃、当時の中国に対する自分の印象は、決して良いものばかりではありませんでした。しかし、高校時代に複数の中国人の友人ができ、実際に接してみると、それまで自分が持っていた中国人のイメージとは全く異なり、とても良い人たちだと感じました。
ニュースなどから受けていた中国のイメージと、実際に出会った中国人の友人との間にギャップを感じ、「実際に中国に行ったら、自分の中国に対する印象はどう変わるのだろう」と興味を持つようになりました。そこから、将来的に中国へ留学したいと思うようになり、中国語の勉強したいと思いました。

高校の先生に勧められて日中学院へ

私は地方の高校生だった頃、中国への留学を考えていました。当時の担任の先生に相談したところ、先生が「中国語を本気でマスターするなら、どこの学校に行くべきなのか」と、いろいろな先生に聞いて調べてくれました。その結果、遊び半分ではなく本気で中国語を学びたいのであれば、大学ではなく日中学院で学んだほうが良いと勧められました。
当時、担任の先生が調べた中で、最も評判が良かったのが日中学院だったそうです。
実際に私自身も、卒業する頃には、中国現地の大学に通っている日本人と比べても自分の中国語レベルのほうが高いと感じることが何度もありました。
その経験からも、日中学院の評判は確かなものだったと実感しています。

中国語を学ぶ環境が手厚かった

日中学院で印象に残っていることは、中国語を学べる環境が非常に手厚かったことです。日中学院には日本人・中国人の先生がいて、皆さんとても熱心に教えてくれました。
達宮さん
授業が終わった後に職員室へ質問しに行っても、前向きに対応してくれました。自分の理解が遅くても、理解できるまで丁寧に教えてくれたことが印象に残っています。授業後に学校に残って勉強し、先生方との絆を深めるきっかけにもなったと思います。
 また、クラスメートは同年代が多く仲も良く、留学生とも交流できて、学生生活そのものを楽しめました。毎日同級生と学校に残って一緒に勉強して、お互いに切磋琢磨することができたのは良い思い出です。短期留学では、リスニングは難しかったですが、発音を褒められ、日本とのサービスの違いなど中国文化も新鮮に感じ、より留学してみたいと思うようになりました。文化祭ではクラスで力を合わせて一つのことを成し遂げることもできました。中国語を一生懸命学ぶだけでなく、仲間と学生生活を楽しめたことも、日中学院での大切な思い出です。

中国語のおすすめの学習方法は

①学習計画を立てる 
まず、「自分は何のために中国語を学ぶのか」「いつまでに、どのレベルになりたいのか」を考えることが大切だと思います。さらに、中国語以外にやりたいことがあるのか、限られた時間をどのように配分するのか、といったことも考える必要があります。例えば、国内の大学に進学したい場合と海外の大学に進学したい場合では、日中学院の授業以外にも準備が必要になることがあります。そのため、いつまでにどのレベルの中国語を身につける必要があるのかを知ることで、学習意欲を高めることができます。もちろん、入学した直後から詳細な計画を固める必要はありません。中国語を学びながら、徐々に自分の目標や計画を考えていけば良いと思います。
達宮さん
②インプットとアウトプットの割合を意識する
 学習の初期段階では、例えば、インプット8:アウトプット2くらいだったものを、自分のレベルに合わせて、インプット5:アウトプット5そして最終的には、インプット3:アウトプット7くらいまで、徐々にアウトプットの割合を増やしていくことが重要だと思います。語学学習では、どうしてもインプットに注力しがちです。しかし、アウトプットすることで、より深く学ぶことができます。
 アウトプットの方法は、人によって異なります。例えば、中国ドラマを見て理解できるようになる、文章を翻訳できるようになる、中国語で会話できるようになるなど、自分の目標に合わせて考えると良いと思います。私は「中国語で会話できるようになりたい」という目標があったので、恥ずかしがらず、とにかく中国語で話してみる、聞いてみることを意識していました。
③「質より量」
 多くの人は、一度勉強しただけで全てを覚えたり、理解したりすることはできないと思います。そのため、予習、特に復習を欠かさず行うことが大切です。自分の学習計画と照らし合わせながら、自分が使える時間の分だけ、授業で学んだことを繰り返し勉強することをおすすめします。人より勉強ができる人には、もちろん才能もあると思います。しかし、大半の人は、見えないところで人一倍努力しています。

卒業後は上海へ留学

 卒業後は、入学前から考えていた通り中国に留学に行きました。短期留学で訪れた北京は空気があまり良くなかったので、南の上海で1年生のテキスト『基礎漢語40課』を出版し評判も良かった華東師範大学に行きました。留学して間もない頃は、リスニングに苦戦しました。しかし、2~3か月ほど経った頃から、現地の人に中国人だと間違われることが何度もありました。日本と中国のハーフの人などには中国語力で勝つのは難しいですが、それ以外の留学生の中では、上位の成績を取れていたと振り返っています。
達宮さん
また、現地の日本人留学生の中でも、自分が一番中国語を話せるという自負がありました。これは、日中学院で学んできた中国語が留学生活のベースになっていたからだと思います。
 留学中は、行きつけの中華料理屋の店員さんと仲良くなり交流していたこともあり、会話力が上達したのだと思います。そり舌音が緩くなり上海訛りの中国語になってしまいましたが…(笑)。「お金はいらないから、まかないを食べる時間においで」と言われ、店長や従業員の皆さんと一緒にご飯を頂きました。また私の兄が上海)に遊びに来た時には、その店長さんが高級店に飲みに連れて行ってくれました。そこのお店の人たちには大変お世話になり、中国人の温かさを感じました。華東師範大学には漢語進修生で半年、中国語本科で3年学びました。

帰国後の仕事

当時は今のようにインターネットでの就職活動が当たり前ではなかったので、帰国してから1年以上かけて、就職のポータルサイトにエントリーしたり、留学経験者向けの就職説明会などに参加しました。その中で化学メーカーに就職が決まりました。原材料の調達業務を行いましたが、中国語ができることで、中国関連のリサーチ業務では特に会社から期待されていました。国内にいながら中国に関するリサーチを行うこともできますし、場合によっては中国へ出張し、現地の社外の方と面談することもありました。中国語を話せることで、中国人の方との距離感も縮まりやすく、非常に有用なスキルだと感じています。
 また、化学メーカー業界では「脱中国」を掲げる企業もありますが、完全に中国を切り離すことは難しく、中国は今後も重要なパートナーであり続けると考えています。そのため、今後も仕事で中国語を使う機会は多くあると思います。グローバル企業で働きたい方にとって、日中学院で中国語を身につけることは、一つの大きな武器になると思います。

中国語を勉強した自信

達宮さん
 化学メーカーで5年働いた後、「課題を見つけて解決する」とういう作業が好きだったので、コンサルタント会社に転職しました。現在は経営コンサルタントとして、クライアントの課題解決を行っています。直近では中国語を使用する機会はありませんが、中国語を習得したという経験そのものが自信につながっており、その自信が現在の仕事にも活きていると感じています。また、今後、中国語を使用する案件があれば、他の社員にはない優位性があります。そのため、海外案件、特に中国関連の仕事があった際には、他の社員よりも任せてもらいやすくなると感じています。
中国語を身につけたことは、単に「中国語が話せる」というスキルだけではなく、仕事における自信や、自分自身の強みにもつながっていると思います。


達宮将瑛(たつみや まさあき)さんプロフィール

2011.4~2013.3 日中学院本科
2013.3~2013.6 華東師範大学漢語進修生
2013.9~2016.6 華東師範大学漢語言学部商務漢語専攻
2018.4~2024  化学メーカーで原料調達業務
2024~     経営コンサルタントに従事 現在に至る

A先生の新語コーナー

银发力量 yínfà lìliang

シルバーパワー。この言葉はシニア層が社会の各分野で活躍し、軽視できない存在となったことを示している。習近平氏は国内の高騰ボランティア団体に宛てた書簡の中で、中国式近代化の推進にシルバーパワーで貢献してほしいと述べた。2024年12月に出された青書「中国銀髪経済発展報告」によれば、シルバー経済の規模は35年には30兆元に達し、国内総生産(GDP)全体の10%を占める見通し。ほかに“银发浪潮”(高齢化の波)などの新語も生まれた。
(A)

【朗読大会&文化祭のお知らせ】

来る10月31日(土)3年ぶりの別科朗読大会と本科日本語科文化祭を同日に行います。
午前の別科朗読大会では基礎5クラス、応用7クラス、総勢67名の同学が朗読を披露します。昼時には学院で中華の点心などの模擬店が並びます。午後は本科性が中国語劇、日本語科生が日本語劇を上演します。是非学生たちの学習の成果をご覧下さい。

日時:2026年10月31日(土)

   10:00~11:30 別科朗読大会
   11:30~13:00 模擬店(日中学院)
   13:00~16:30 本科・日本語科文化祭

図書室だより

図書室の書棚から

今回の「図書室だより」は引き続き、図書室が所蔵するおすすめDVDと書籍をご紹介いたします。

◎≪航拍中国》CCTV(中国中央电视)
第一季~第三季(全23巻)

図書室
有人ヘリコプターやドローンを使用し、上空から中国各地を撮影したドキュメンタリーシリーズ番組です。都市の上空から有名な景勝地の上空まで中国のあらゆる場所の地形や気候などを交え紹介しています。特に上空から眺める大自然の壮大さは一見の価値あり。
第一季(第一シリーズ)新疆 海南 黒龍江 陝西 江西 上海
第二季(第二シリーズ)浙江 四川 内蒙古 甘粛 広東 福建 江蘇 
第三季(第三シリーズ)雲南 安徽 貴州 山東 天津 山西 吉林 湖南 河北 寧夏


◎『書き込み式 中国語 簡体字練習帳』
◎『書き込み式 中国語 簡体字練習帳Ⅱ』 
アスク出版

図書室
簡体字はちゃんとした書き方がわからない、そう思われる方も多いと思います。本書は簡体字の書き順や書き方の練習が記され、正しい簡体字の書き方を学ぶことができます。
本書は中検準4級~4級レベルの基本の簡体字302字、その続編のⅡは中検3級から2級レベルの簡体字400字をピックアップ、特に日本人学習者が「書くのに戸惑う字」を選んでいるとのことで、日本の漢字との違いが分かりやすく効率的に簡体字の書き方が学べる練習帳と思います。


<新着情報>
今年2026年出版の新着雑誌を配架いたしました。
●≪人民文学≫2026年1期~8期
※≪人民文学≫は中国作家協会主幹の権威ある文学雑誌。中国の有名作家による小説や詩歌などの作品を掲載しています。
●≪小说月报》原创版 2026年第1期-8期

※《小说月报》は1980年創刊。各文学雑誌に新しく発表された作品の中から優れた作品を選び掲載しています。また≪小说月报》は優れた作品を掲載する通常版と新進、中堅作家がオリジナル作品を発表するオリジナル版(原创版)と2種類に分かれており、今回はオリジナル版を配架しました。是非お手に取ってご覧ください。
通常版もバックナンバーあります。

図書室

●《读者》合订本 春季版 夏季版 (2026)

《读者》は新聞や雑誌などから優れたエッセイや小説などを集めて掲載、長く中国国内で読まれています。月2回発行されていますが、こちらの合訂本では今年発行された読み物から編集部選りすぐりの内容のものを掲載しています。月2回発行の《读者》もバックナンバーあります。

雑誌はバックナンバーを含め、貸出していますので、
どうぞお気軽にご覧ください。


【図書室ご利用案内】

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開室時間は12:00~16:30 (週3回開室)
開室日は図書室掲示板に掲示しております図書室開室カレンダーをご覧ください。図書室開室日は日中学院公式LINEでもお知らせしています。(友だち追加をお願いします)