本科短期留学

短期留学

北京留学的感受

本科二年级 Z.L

  从7月1号到7月29号我们去北京留学。留学前,我紧张得很,因为这是我第一次出国。从坐上飞机的那一刻开始,我真实地感受到自己真的要去留学了。
我们在人民大学的课,是从星期一到星期五的整个上午。有两位老师教我们汉语。读写课老师是张老师,她是个热心的人。上课时,老师当然只说汉语。问我们问题时,她总是尽量用易懂的汉语。如果我们听不懂的话,她会换个说法说,直到我们理解。听说课老师是金老师,她是个爱漂亮人。她总是穿着好看的衣服。她很熟悉中国的茶文化,每次上课都给我们泡各种各样的茶。期待她泡的茶,是我们上课前的小确幸。除了这两个老师以外,还有三位帮助我们学习的助教。借此机会,我要向她们表示感谢。
短期留学
  留学期间,我最感兴趣的事情就是中国的咖啡文化。因为我本来就非常喜欢喝咖啡,去留学前就比较关注中国的咖啡文化。并且,一年级的社会科老师告诉我们中国的邮局里有咖啡店。听老师这么一说,我就决定一定要去有中国特色的咖啡厅。比起日本来,中国有很多咖啡店。比如说,瑞行咖啡、星巴克、蜜雪冰城等连锁店。这些咖啡店到处都有,人们随时都能喝到。对我这样的“咖啡迷”来说,这是让人羡慕的事情。中国的咖啡文化有跟日本不一样的发展,让我很吃惊。书店、药店、邮局等行业居然也经营咖啡店。这些店的咖啡不但味道不错,而且店里的气氛和设计也个性十足。书店咖啡店可以一边看书,一边喝咖啡。药店的咖啡店能买到带有中药的饮料,味道比较独特,不过有健康效果。邮局咖啡店是以绿色为基调的设计。原来如此,绿色是中国邮政的主题颜色。杯子也很有特点,贴着像邮票一样的贴纸。当然,咖啡的味道非常好喝。还能买到邮局的周边产品。去中国前,我就听说故宫旁边也有氛围特别好的咖啡店,当时我就决定一定要去那家咖啡店。这各店名字叫“角楼咖啡”。门口有一个可爱的小猫迎接我们。蛋糕卷的主题是故宫的艺术品,哪个都很漂亮,我从来没看过这么漂亮的蛋糕卷。我不知道选哪个才好,最后选了玫瑰的,香甜美味。如果你打算去故宫,我推荐你去那家店。我想告诉大家,故宫除了历史遗产以外,还有像这样的很棒的咖啡店。
短期留学
  在北京,我还有美好的体验,也就是跟中国人交流。我去了很多地方,有时遇到困难,比如迷路、不能使用微信什么的。这时候,我常常问中国人。他们总是亲切地告诉我,谁也没有厌烦的表情。最让我难忘的事情是,有本教科书,我无论如何也想买到,所以去了大学附近的书店。到了书店,我找了很长时间也没找到,只好问了工作人员。她说:“这儿没有那本书,不过人民大学里的书店就买得到。”然后她告诉我书店的位置,可是我一点儿也没听懂。我假装听懂的样子离开了。但我感到惭愧,心里想:“为什么不能重新问一次呢。”我犹豫来犹豫去,最后决心再问一次。我又去了服务台,对她说:“不好意思,刚才我其实没听懂,能不能把书店的位置再告诉我一下。”我平静地准备被她说一顿,可是她笑眯眯地、爽快地又告诉了我一遍。这时的心情,我无法表达。来中国以前,我担心跟中国人沟通有问题。不过超市的服务员、邮局的工作人员、大学的保安等,他们都是热情的人。多亏热情的中国人,我放心了。我在留学期间还交到了他人不可替代的朋友。对我来说,这些经历是非常难得的。
  通过这次留学,我喜欢上了中国。总有一天,我一定要再去中国。


北京短期留学

本科2年 当麻健一

 私たちはこの7月、北京に短期留学しました。私は今回中国で生活するのが2回目で、少し気持ちに余裕があったので、自分の中で目標を持って留学に臨むことにしました。その目標はこの留学に当たり、いろいろなところに足を運び、多くの北京の人と交流して話すという目標でした。なので、留学中も毎日どこに行ったら交流できるか考えていました。そして、留学が始まって2週間ぐらいしたある日、百度地図(中国の地図アプリ)で人民大学の周りの地図を見ていたら、人民大学から歩いて20分ぐらいのところに卓球練習場がありました。そこで、私はその卓球練習場に行ってみることにしました。
短期留学
 行ってみると、そこの練習生がコーチと練習していましたが、卓球台がたまたま一台空いていたので、交流するチャンスだと思い、私はそこのコーチにお願いして、コーチとラリーしてもらいました。私はコーチに自分をアピールし認めてもられるよう、一球一球必死に球を打ちました。その後、コーチに次のレッスンのお願いをしたところ、心よく受け入れてくれました。その後は私はそこに4回通い、その中でクラスメイトとも3回行きました。クラスメイトと行った時は、コーチから卓球のラケットの握り方から丁寧に教えてもらったり、そこの練習生の練習を見ながら、打ち方を学んだりもしました。そして、ある時は莎先生に忙しい中、卓球練習場に来てもらい、私たちの練習を見ていただき、球拾いまでもしていただきました。これは私にとって、いい思い出になりました。また、この卓球練習場で非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 その他に、私はスピーキングの授業で勉強した“租(zū)房(fáng)”(賃貸住宅)について、もっと知りたいと思い、実際に不動産に聞きにも行きました。そこに行くと、不動産の社員の方がパソコンで人民大学周辺の住宅事情を私に教えてくれ、実際に内見にも連れて行ってもらいました。私は不動産に聞きに行ったことにより、その方面の知識はもちろん、不動産の方と交流ができ、知り合いになれたのでよかったなと思いました。 
短期留学
 
 この約一か月間私にとって、あっという間でしたが、授業以外に貴重な体験をさせてもらいました。そして、自分の目標も達成することができました。これも、先生やクラスメイト、そして、私に携わっていただいた北京の方々のおかげです。この経験を生かして、これからも中国語の勉強を頑張って行きたいと思います。


「中国短期留学を終えて」

宮本和子

 今年七月、中国人民大学への短期留学に参加した。短期留学中、月曜から木曜の午前中は、中国語の授業を受けた。授業は、二人の人民大学の先生が担当してくださった。お二人とも女性の素晴らしい先生たちで、授業では、非常に多くのことを学ぶことができた。また、三人の人民大学の学生さんが私たち留学生の世話をしに来てくれて、大変お世話になった。共に授業を受けた同学たちは皆、とても勉強熱心、かつ好奇心にあふれており、教室はいつも活気に満ちていた。
短期留学
 短期留学中は、いくつかの名所旧跡に行く機会もあった。中でも印象深かった場所の一つが故宮博物館だ。広大な敷地内に、美しい彫刻が施された雄大な建造物が建ち並び、明清朝の歴史を感じさせる雰囲気を、存分に堪能することができた。
また、万里の長城(慕田峪長城)も忘れがたい。皆で三十分ほど、階段を上ると、長城に着き、壮大な景色が広がった。長城は、山の上に造られた建造物で、くねくねと曲がり、果てしなく前後に続いており、まるで一頭の巨大な龍のようで、その規模は、想像をはるかに超えていた。
週末には、北京市郊外の朝市に行った。露店が並び、新鮮な野菜や果物、漬物や茶、酒などを販売していた。露店の店主たちの呼び込みや客とのやりとりは活気にあふれ、実ににぎやかだった。中国人の生活の一端を見ることができ、大変興味深かった。
短期留学
 中国の伝統芸能、京劇を見る機会にも恵まれた。演目は「穆桂英挂帅」で、役者さんの演技は、それは素晴らしく、観客が頻繁に“好(ハオ)!”のかけ声をかけ大熱狂、本場の雰囲気を体験することができた。
真夏の太陽が照り付け、外は暑かったが、教室など、大学内の建物の中は適度な温度で快適だった。食事は主に人民大学の食堂を利用した。メニューは充実しており、朝は肉や野菜の饅頭、粥、油条、蒸しパンなど、昼と夜は、種々の中華の総菜、茹で餃子やワンタン、麺類などから選んだ。これらの料理はとても美味しく、値段も手ごろだった。
留学中は常に、張(蕾)先生と莎先生が手厚くサポートしてくださった。また、故宮や長城など、名所旧跡を訪れた際には、この先生方が、歴史的背景などを解説してくださった。同学たちとは、共に様々な体験をし、感動を分かち合うことができた。いつも先生や同学たちと一緒にいられる環境は、とても安心で心強かった。こんな素晴らしい体験ができた今回の短期留学の機会には、どんなに感謝してもしきれない。
 末筆ながら、張(蕾)先生、莎先生、早瀬様、斎藤学院長、関係者の皆様に、心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

A先生の新語コーナー

班味 bānwèi

A先生の新語
勤め人のくたびれた感。“班”は勤務、仕事で、“味”は感じ、雰囲気のこと。この言葉はネガティブな意味で使われることが多く、社会人が醸し出す疲れた雰囲気を指す。身なりに無頓着で、目に輝きがなく、疲れ切ったイメージが浮かぶ。現代は24時間インターネットにつながっているため、勤務とプライベートの境目があいまいになり、仕事のストレスがなかなか解消されないという。ネットでも話題になり、染みついた“班味”をとるにはどうするかなどが議論の的に。(A)

図書室だより

図書室の書棚から

今月の「図書室だより」では、図書室の書棚から選りすぐりの本をご紹介いたします。気になる一冊がありましたらぜひ図書室へお立ち寄りください。

【追悼 蔡瀾(チャイ・ラン)さん】
6月25日、映画プロデューサーで、作家、美食家としても知られる蔡瀾(チャイ・ラン)さんが逝去されました。ジャッキー・チェンを世に送り出した人物としても有名で、日本留学経験があり日本語も堪能。テレビ番組『料理の鉄人』で審査員として出演し、日本でも広く知られていました。食と旅と人生をテーマにしたコラムは多くの読者に愛され、これまでに100冊以上の著書を出版しています。今回は図書室に所蔵されている蔡瀾さんの作品をご紹介いたします。
◎『人生の味わい方、打ち明けよう』蔡瀾(チャイ・ラン)著 新井一二三 訳
本書は初期エッセイ中心に抜粋したコラムを日本語に翻訳出版された作品。蔡瀾さん流人生を愉しむエピソードが味わい深い文章で綴られています。日本留学時代のこと、映画プロデューサーの時の思い出など、当時の香港映画ファンにたまらない内容となっています。
その他図書室でご覧いただける蔡瀾さんの著作
・『蔡瀾談日本』『蔡瀾三談日本』「今天也要好好吃饭」「没有什么了不起」「不如任性过生活」

【今月の一冊】

◎『ファンキー中国 出会いから紡がれること』
井口淳子・山本佳奈子 編 灯光舎
13人の多彩な書き手が、それぞれが出会った「中国」を自由に綴ったエッセイ集。年代や地域も体験も異なり「中国」をひとつの言葉で語ることができないほどの多様さが浮かび上がります。その混沌こそがまさに「中国」そのものであるといえるでしょう。本書に登場する執筆者の一人・広岡今日子さんはかつての本科生です。

【ご寄贈御礼】

『ライラックの花 香るころ 中国語を生涯の友として』
神崎多實子 著  東方書店 
図書室
幼少期を満洲で過ごし,敗戦後中国に残り、長春東北師範大学附属中学校に進学,そこで中国語と出会ったことをきっかけに、帰国後は日中交流展覧会や中国代表団の通訳,NHKBSテレビの放送通訳など、中国語通訳として半世紀以上にわたり活躍されました。特に本書の第Ⅲ部「通訳奮戦記」では、放送通訳の第一線での貴重な体験が収められており、通訳に関心のある方とっても非常に興味深い内容です。
このたび出版元の東方書店様よりご寄贈いただきました。
心より御礼申し上げます。


学院報紙面発行終了のお知らせ

学院報は2026年冬号をもって、紙面発行を終了させて頂くことになりました。長年のご愛読ありがとうございました。2026年度以降はホームページでの掲載となりますので、引き続き日中学院報を宜しくお願い致します。