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学生の広場:私の学習法

第二回

中国文化に興味をもつ

本科2年在籍

赤池 晴香

 日中学院本科で中国語を学ぶ場合、同じ中国語の勉強でも、さまざまな科目の授業を受けることになります。文法、会話、翻訳、聴解…など、多岐に富んでいます。その為、毎日きちんと授業を受け、宿題をこなし、予習復習をしていれば、自然にかなりの力はつくと思います。そんな中、私が行っていること、それは「自分の好きな中国文化を見つける」ということです。別に、「文化」といえるほどのものでなくても良いのです。人や食べ物、音楽、何か中国と関わりがあり、自分が好きだと思えることを見つけることがポイントです。そして、それを通じて中国語を覚えるのです。

 私は以前踊りを本格的にやっていたこともあり、舞台芸術や音楽に興味があります。中国の舞台といえば、まずは京劇です。日中学院入学後、日本に京劇団が来た時には必ず見に行っています。京劇は歌あり、踊りあり、演技ありで、衣装や舞台装置も美しく、とてもおもしろいです。セリフは昔の言葉なのでほとんどわかりませんが、ストーリーは現代中国でもとても有名な話が多いので、中国についての知識が増えます。また、京劇以外には、中国語の流行曲、いわゆるC-POPをよく聞いています。今、私のi-podの中の曲はほとんどがC-POPになってしまいました。日本ではあまり有名でないのでCDを買ったりするのは少し大変ですが、インターネットではたくさん見つけることが出来ます。中国語は歌になると声調がずれてしまうので正しい発音では無いのですが、あの美しい響きの中国語は、歌になった時にも、“非常好听(とてもきれい)”なのです。時には歌詞カードを見て、気になる言葉を調べたりもします。すると、恋愛関係の言葉がいっぱい出てくるので、授業では決して習えない言葉を覚えることが出来ました(笑)。

 この勉強法は、行うことによってすぐにテストの点が上がったり、中国語の理解力が上がったりするものではありません。勉強というよりも趣味のようなものです。でも、だからこそ無理なく自分のペースで進めることが出来ます。食べることが好きな人は中華料理に、映画の好きな人は中国映画や俳優に、動物の好きな人はパンダに、オタクの人は日中のアニメの協力関係に興味を持ち、いろいろ調べていけば良いのです。それは中国の人と交流する時にも、きっと役に立つと思います(自分自身が体験済みです)。成績にも良い効果があるはずです。日中学院の質の高い授業を受けているからこそ、授業外の自分の中国に対する興味が、更なるレベルアップに繋がっていくのだと思います。


第一回

 

暗記・暗誦で発音をマスター

 

別科初級会話、ステップアップ在籍

 

宇都 宏昭

 

 中国語の学習では発音が大切だということはよく言われていることで、私にも強く印象に残っている人の言葉があります。京劇俳優になった石山雄太さん。彼が北京で京劇を目指し始めた頃、インタビューの中でこういうことを言っていました。「一番気をつけていることは発音です。とくに“n”音と“ng”音の違いに気をつけています。中国の人におかしいと思われますから。」石山さんの言葉は、十数年以上も前のことなのに、どういうわけか頭にこびりついています。そこで、私が発音に役立つことを何かしてきたかというと、思いあたることはたった一つ、しょっちゅう唐詩を暗記してきたということです。私は唐詩が好きで、以前からいろんな詩を暗記してきました。暗誦をする時、正確かどうかは別にして、なるべく四声に忠実であろうと心がけたことは確かです。その延長線上で、学院のテキストの文章もできるだけ暗記することにしています。一つの詩や文章を暗記するには、その詩や文章を何回も繰り返して音読する必要がありますから、それが結果的に発音の練習につながっていたのではないかと思ったのです。私の経験からすると、暗誦を繰り返すと、発音には否応なく敏感になるような気がします。

 暗記は、年齢とともに難しくなると言われますが、斯く言う私もその一人で、以前は楽しかった暗記に、今ではストレスを感じるようになってきました。思うように暗記ができず、覚えてもすぐ忘れる、それが原因で胃が痛むこともしばしばです。何もここまでやる必要はない、と自分でも思うのですが、それでも暗記にこだわってしまうのは、暗記ができたという達成感や充実感があるからです。自己満足にすぎませんが、これは私にとって何ものにも変えがたいもので、中国語学習のエネルギーともなっています。暗記・暗誦が中国語の上達に役立つかどうかは分かりません。しかし、私はこの暗誦という学習スタイルが気に入っていますし、これからもこだわり続けたいと思っています。


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